一人の患者の話ですが。
ある日突然、頭痛や眩暈で倒れて病院に運ばれ、血圧が高かった原因と言われた。しかしその後、薬を飲んでもずっと血圧が下がらなかった。しかも頭痛などの症状が相変わらずでした。
この患者は若い時から重い荷物を運ぶ仕事で、日常でも常に肩こりや首痛い病歴を聞きました。
検査した後、問題になった上位の頸椎周辺に病変した筋肉、腱膜を見つけ、中国針を治療しました。それでなかなか下がらない血圧を下がり、頭痛も大変な改善しました。
実は頸椎症は血圧を下がかったり高かったり症状がします。しかも後者が割合多い。頸原性高血圧というものです。
これは頸椎で変形した骨や軟部組織などの刺激で頸部周辺の交感神経が興奮されたという原因です。
この時の患者はほとんど頸部の痛みや頭部が引っ張られた感じ、腕のしびれなどの頸椎症状が伴うことがある。
自分の専門しか観察しない医療者がいます。
頸椎症からの血圧を考えずに血圧下げようだけで専念しましたが頸椎症からの症状を高血圧に誤診しやすいわけです。
コメント